左右の手の指示記号の追加

同じ譜表上に記譜された音符をどちらの手で演奏するかを明確にするために、オリジナルの楽譜では、譜表の上下に ⁠l.H.⁠⁠r.H.⁠ の指示記号が書かれています。

手順

  1. 小節番号 30 で、上の譜表の 2 拍めの B を選択します。
  2. [Shift]+[X] を押すと、譜表テキストが追加されてテキストエディターが開きます。
    • 記譜ツールボックスの「テキスト (Text)」 記譜ツールボックスの「テキスト (Text)」ボタン をクリックして譜表テキストを追加することもできます。既存のテキストオブジェクトのテキストエディターを開くには、テキストオブジェクトを選択して [Return] を押します。

    譜表テキストが追加され、テキストエディターが開いたところ

  3. l.H.」と入力します。
  4. テキストエディターで ⁠l.H.⁠ のテキストを選択して、エディターオプションから「斜体 (Italic)」のフォントスタイルを選択します。

    フォントスタイルのメニューオプション

  5. [Esc] または [Ctrl]/[command]+[Return] を押してテキストエディターを閉じます。
  6. ⁠l.H.⁠ のテキストを選択して [F] を押すと、テキストが譜表の下に反転します。

    テキストが譜表の下に反転したところ

  7. 1 ~ 5 の手順を繰り返して ⁠r.H.⁠ の指示記号を入力しますが、手順 1 では 3 拍めの C を選択します。

    「r.H.」のテキストが追加されたところ

  8. [Ctrl]/[command] を押しながら両方のテキストオブジェクトをクリックし、[Alt/Opt] を押しながら小節番号 31 の 2 拍めの譜表をクリックすると、テキストオブジェクトがその位置にコピーされます。

    小節番号 31 に「l.H.」と「r.H.」のテキストオブジェクトが複製されたところ

結果

左右の手を指示するテキストオブジェクトを追加し、テキストに斜体の書式設定を行ない、⁠l.H.⁠ の指示記号を譜表の下に反転させました。