調号の追加

Dorico のすべての新規プロジェクトは調号がない状態で始まります。これは無調、つまり暗示された調性がないものとして扱われます。この楽譜は A♭ メジャーなので、調号を入力する必要があります。

前提

  • 記譜モードを開いておきます。記譜モードを開いている場合はツールバーの「記譜 (Write)」が強調表示されます。別のモードを開いている場合は、[Ctrl]/[command]+[2] を押すか、ツールバーの「記譜 (Write)」をクリックして記譜モードに切り替えます。

  • ズームインしたい場合は、たとえば、[Z] 又は [Ctrl]/[command]+^ を押すか、プロジェクトウィンドウ下部のステータスバーにあるズームオプション ステータスバーのズームオプション を使用してズームインしておきます。

手順

  1. 上の譜表の休符をクリックします。

    上の譜表の休符を選択したところ

  2. [Shift]+[K] を押して調号のポップオーバーを開きます。

    調号のポップオーバーを開いたところ

  3. ポップオーバーに「Ab」と入力します。

    譜表の上の調号のポップオーバーに A♭ メジャーのエントリーを入力したところ

    • 大文字は長調の調号を表わし、小文字は短調の調号を表わします。また、「b」を入力してフラットを、「#」を入力してシャープを追加することもできます。

  4. [Return] を押してポップオーバーを閉じます。

結果

休符の開始位置、つまりフローの開始位置に A♭ メジャーの調号が入力されます。この調号は最初の音部記号の右側に自動的に配置されます。

楽譜の開始位置に入力された A♭ メジャーの調号

ヒント

調号は、ウィンドウの右側にある調号、調性システム、臨時記号パネルを使用して追加することもできます。このパネルを表示するには、記譜ツールボックスの 「調号、調性システム、臨時記号 (Key Signatures, Tonality Systems, and Accidentals)」 記譜ツールボックスの「調号、調性システム、臨時記号 (Key Signatures, Tonality Systems, and Accidentals)」ボタン をクリックします。ポップオーバーを開くかわりに、ディスプレイに 4 つのフラットが表示されるまで「調号 (Key Signatures)」セクションの下矢印調号、調性システム、臨時記号パネルの「シャープ減/フラット増 (Fewer Sharps/More Flats)」をクリックし、「長調 (Major)」が選択されていることを確認して、その調号をクリックしても入力できます。