このソロピアノ曲のプロジェクトの設定を経験していただくために、次のタスクでは新規プロジェクトの開始、ピアノの追加、余分なパートレイアウトの削除について説明します。
ファーストステップガイドへようこそ。このガイドは、短いピアノ曲とブルースソングの抜粋を作成して準備するために必要なすべての手順をご紹介することで、Dorico を初めてご使用される方の手助けとなるように作成されています。
ファーストステップ
Dorico で楽譜を作成するための最初の手順は、新規プロジェクトを開始することです。ここでは、個々のインストゥルメントやプレーヤーを自分で追加する方法を学べるように、空のプロジェクトを開始する方法について説明します。
ここではソロピアノ用の楽譜を作成するため、ソロプレーヤーを 1 人追加して、そこにピアノインストゥルメントを割り当てる必要があります。
この楽曲にはプレーヤーが 1 人しか含まれていないため、初期設定で作成されるパートレイアウトを削除してフルスコアだけにしても構いません。プレーヤーが 1 人のプロジェクトでは、レイアウトを 1 つだけにすることで作業内容を把握しやすくなります。
プロジェクトの設定が完了したら、楽譜の作成を開始できます。これ以降のタスクでは、このピアノ曲に必要な音符と記譜項目を入力する方法について説明します。わかりやすいように、アイテムごとに個別のタスクを用意していますが、Dorico はほとんどのアイテムを音符や他の記譜記号の入力と同時に入力できるように設計されています。そのため、たとえば強弱記号を追加するために音符の入力を中断する必要はありません。
必要な音符と記譜記号をすべて入力したら、ページの配置と形式設定を行なうことで実用的な楽譜を作成できます。
このプロセスの次の手順は楽譜がどのように再生されるかを聴き、必要に応じて変更を加えることです。再生時の楽譜の聴こえ方はさまざまな方法で調整できます。次のタスクでは、シンプルな調整方法をいくつか紹介します。
ページ上の見栄えと再生時のサウンドに満足したら、グラフィックファイルやオーディオファイルなどのさまざまな形式で楽譜を印刷したり書き出したりできます。次のタスクでは、印刷と書き出しにおける一般的な操作をいくつか紹介します。
おめでとうございます!ドーラ・ペヤチェヴィチの『ワルツ-カプリス 2 番』のピアノ曲プロジェクトが完成しました。皆さんにこのプロセスを楽しんでいただき、その中で Dorico の便利な操作を学んでいただけたなら幸いです。
このガイドでは、Dorico で作業をする際の便利な方法をご紹介してきました。最後に、時間を有効に活用し、生産性を最大限に高めるためのヒントと、活用できるその他のリソースついてお伝えしたいと思います。