タイの入力
下の譜表に、小節番号 14 ~ 15 の間の小節線をまたいで 2 つの音符を連結するタイがあります。以下の手順で、このタイを入力します。
手順
- 小節番号 14 で、下の譜表の 3 拍めの 4 分休符を選択します。
- [Shift]+[N] を押して音符の入力を開始します。
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和音の入力が有効になっていない場合は、[Q] を押して和音の入力を開始します。
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[7] を押して 2 分音符を選択します。
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キャレットは小節内の最後の 4 分音符の位置にありますが、2 分音符を選択します。
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[D] を押して D♭ の 2 分音符を入力します。
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ご覧の通り、D♭ の 2 分音符が、自動的にタイでつながれた 2 つの 4 分音符として表示されました。
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[Ctrl]/[command]+[Alt/Opt]+[↑] を押して 1 オクターブ上に移調します。
- [6] を押して 4 分音符を選択します。
- [F] を押し、次に [Space] を押してキャレットを進めます。
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[-] を押してフラットの臨時記号を選択し、[F] を押して F♭ を入力します。
- [Esc] または [Return] を押して音符の入力を無効にします。
結果
タイでつながれた 2 つの 4 分音符として表示される 2 分音が入力されました。これは単一の音符として扱われるため、どちらかの符頭をクリックすると両方が選択されます。
ヒント
Dorico では、ほとんどの場合タイを入力する必要はありません。音符全体のデュレーションを選択するだけで、拍子記号や小節内の位置に応じて、タイでつながれた音符に自動的に分割されます。これは、音符のグループ化だけでなく連桁のグループ化にも適用されます。手動で音符をタイでつなぐ必要がある場合は [T] のキーボードショートカットを使用し、タイを削除する場合は [U] のキーボードショートカットを使用します。
手順終了後の項目
下の譜表の残りの音符を小節番号 18 の最後まで入力できます。小節番号15 の E は D♮ として入力することをおすすめします。音符を書き換える方法については、別のタスクで学びます。