声部固有の強弱記号

声部固有の強弱記号は譜表の単一の声部にのみ適用されます。これにより複声部における各声部、または大譜表を用いるインストゥルメントの各譜表に異なる強弱記号を指定したりできます。初期設定では、強弱記号は単一のインストゥルメント (大譜表を用いるインストゥルメントを含む) に属する譜表上のすべての声部に影響します。

声部固有の強弱記号を入力することにより、譜表の複声部に異なる強弱記号を表示したり、ピアノパートでメロディーを担当する声部を強調したりできます。同様に、追加の譜表が含まれるインストゥルメントの各譜表に異なる強弱記号を指定することもできます。声部固有の強弱記号は、再生時に各声部の強弱記号を個別に変化させます。

補足
  • 声部固有の強弱記号は、音符の入力中など、キャレットがアクティブなときにのみ入力できます。声部固有の強弱記号は、キャレットの横に 4 分音符記号で示されている声部に適用されます。

  • 声部固有の強弱記号は、ベロシティーを使用して強弱を制御するサウンドの再生にのみ自動的に影響します。CC などの別の方法で強弱を制御する再生デバイスを使用している場合、同じインストゥルメントの異なる声部の異なる強弱を聴くには、声部の個別再生を有効にする必要があります。