強弱記号の再生オプション

「再生 (Play)」 > 「再生オプション (Playback Options)」「強弱記号 (Dynamics)」ページで強弱のカーブの倍率を調節することにより、再生時に強弱記号がどのように反映されるかの設定を変更できます。

強弱のカーブ

「再生オプション (Playback Options)」「強弱記号 (Dynamics)」ページの最上部のグラフには連続曲線が描かれています。この曲線は、強弱記号の から までの範囲で音量がどのように増加するかを決定します。

強弱のカーブの強度が 1 の場合は直線が生成され、音量の増加は一定となります。 の音量差は の音量差と等しくなります。

強弱のカーブの強度が 2 より大きい場合は曲線が生成され、範囲の中央付近の音量の増加率が大きくなります。 の音量差は の音量差より大幅に小さくなります。

強弱のカーブの強度が大きくなるほど、範囲の中央付近で音量差が大きくなり、範囲の両端で音量差が小さくなります。

プロジェクトで使用する強弱記号の範囲が広く、 のような強弱記号まで使用する場合、範囲の両端における音量差を大きくするために、強弱のカーブの強度は低い方がよい場合があります。

プロジェクトで使用する強弱記号の範囲が狭く、最小が 、最大が であるような場合、範囲の中央付近における音量差がより目立つように、強弱のカーブの強度は高い方がよい場合があります。

補足

強弱のカーブの変更は、プロジェクト中のすべてのインストゥルメントの再生に影響を与えます。

音符の強弱

「強弱 (Dynamics)」ページの「音符の強弱 (Note Dynamics)」セクションでは、再生時の音符の音量が強勢およびアーティキュレーション記号にどれだけ影響されるか設定できます。

ヒューマナイズ

「ヒューマナイズ (Humanize)」は、設定した度合いでダイナミクスをランダムで変化させ、生演奏の自然なゆらぎを模倣するものです。

MIDI CC 1 を使用して強弱記号を制御するサウンドライブラリーの場合、CC1 のオートメーションレーンでヒューマナイズが強弱記号に与える影響を確認できます。