強弱記号のグループ

強弱記号のグループは自動的に垂直位置を揃えられ、グループ単位で移動および編集ができるようになります。グループ内の局部的強弱記号を移動すると、釣り合いを取るために両側のヘアピンの長さが自動的に調整されます。

1. 強弱記号のグループの例
2. 同じグループに属する強弱記号は、真ん中の強弱記号を移動させると、それに付き従う形で調整されます。

1 つの強弱記号は、局部的強弱記号と段階的強弱記号のいずれであっても、それ自体がグループとして見なされます。

2 つ以上の強弱記号が譜表で水平方向に隣り合い、同時にまたは続けて入力され、局部的強弱記号の間に段階的強弱記号がある場合、これらは自動的にグループ化されます。

グループに属するいずれかの強弱記号が選択されると、グループ全体の強弱記号が強調表示されます。

補足
  • 強弱記号のグループはプロジェクト全体に適用されます。つまり、レイアウトによって異なる形で強弱記号をグループ化することはできません。ただし、選択した強弱記号の表示をグループと関係なく揃えることはできます。

  • 強弱記号を水平方向にグループ化するだけでなく、強弱記号のグループを垂直方向にリンクさせ、複数の譜表に同じ強弱記号を表示できます。これは、複数のインストゥルメントが同時に同じ強弱記号を演奏するとき、クレッシェンドのピークを後ろの拍に移動したり、 に変更したりといった変化を、すべての譜表に同様に与える場合に便利です。