浄書モードの複数セグメントによるスラー
浄書モードでは、S 字型スラーなど複数セグメントによるスラーの各セグメントには、標準のスラーと同様のハンドルが表示されます。これらによって、複数セグメントによるスラーの各セグメントは、別々のスラーのように別個に編集できますが、一貫した形状を維持するために、特定のハンドルを動かすと他のハンドルも同時に移動します。
浄書モードでは、複数セグメントによるスラーには以下のハンドルがあります。
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左の終端
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左の制御ポイント
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スラーの高さ
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右の制御ポイント
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中央の制御ポイント
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左の制御ポイント
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スラーの高さ
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右の制御ポイント
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右の終端
各ハンドルは標準のスラーと同様に選択して移動できますが、複数セグメントによるスラーのハンドルは隣接するセグメントとリンクしています。リンクした制御ポイントを動かすと、次または前のセグメントの開始側または終了側の制御ポイントが同じだけ逆方向に移動します。これにより鋭角の発生を防ぎ、複数セグメントによるスラーのカーブができるだけスムーズで対称形を保つようにします。
複数セグメントによるスラーでは、右の制御ポイントは隣接するセグメントの左の制御ポイントにリンクしています。隣接するセグメントがない場合、右または左の終端に隣接する制御ポイントは独立して動かせます。たとえば、上図のラベルに従えば、制御ポイント 4 は制御ポイント 6 とリンクしていますが、制御ポイント 2 と 8 は他の制御ポイントとリンクしていません。
同様に、スラーの高さのハンドルを動かすと、隣接するセグメントのスラーの高さのハンドルが同じだけ逆方向に移動します。たとえば、3 セグメントあるスラーの真ん中のセグメントでスラーの高さのハンドルを動かすと、3 つあるスラーの高さのハンドルすべてが移動します。