連符が小節線をまたぐことの許可/禁止の切り替え

連符が小節線をまたぐことを許可できます。たとえば、ルネサンス音楽などでは、記譜に影響を与えることなくティックの小節線をまたいで連符を配置する場合があります。Dorico SE の初期設定では、連符は小節線をまたぐと自動的に分割され、小節のデュレーションと連符の分割位置が明確に表示されます。

前提

  • 下ゾーンを表示しておきます。

  • 下ゾーンのツールバーで「プロパティ (Properties)」 を選択しておきます。

手順

  1. 小節線をまたぐことの許可/禁止を切り替える連符の角括弧または数や比率の数字を選択します。
  2. プロパティパネルの「連符 (Tuplets)」グループで、「小節線をまたぐ (Spans barline)」をオンまたはオフにします。

結果

「小節線をまたぐ (Spans barline)」をオンにすると選択した連符が小節線をまたぎ、オフにすると小節線の位置で自動的に分割されます。

1. 小節線をまたぎ、2 つの 3 連符として表示される 16 分音符の 6 連符
2. 小節線をまたぐことが許可された同じ 6 連符

手順終了後の項目

選択した連符の連桁を連結できます。