連符

連符は、現在の拍に応じた通常の分割とは異なる分割数の拍のことです。連符は、通常の分割パターンで拍内に入る音符よりも多いまたは少ない音符を拍に収める場合に使用されます。

さまざまな連符があるフレーズ

連符は、標準とは異なる形で分割されますが、通常の音符と同じリズムの記譜法を使用するため、デュレーションが異なることを明確に示すために印を付ける必要があります。連符の数や比率を示す数字は連符に含まれる音符の数を示し、連符の角括弧は連桁で連結されない連符のデュレーションを示します。

Dorico SE では、連符はどんなデュレーションの音符でも含めることができるコンテナのように動作します。たとえば、4 分音符を 8 分音符の 3 連符の開始位置に入力できます。

連符が小節線をまたぐ場合、たとえば 6 連符を 2 つの 3 連符に分割するなど、自動的に正しく記譜されます。連符を分割することなく、小節線をまたがせることもできます。

連符の入力中にキーボードを使用して音符を入力する場合、Dorico SE では連符の入力または音符の入力を終了するまで、指定した連符の入力が続きます。

連符の角括弧や数と比率を示す数字は、さまざまな組み合わせで表示できます。また、連符の数と比率を示す数字の横に連符の音価を示す音符記号を表示することもできます。

連符のチュートリアル動画 (英語)