調性システム
Dorico SE では、調性システムとは、調性のコンセプトを構成する 3 つの重要な要素を内包する言葉として使用されます。
調性システムを構成する 3 つの要素を以下に挙げます。
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オクターブの均等な分割の数 (EDO)。たとえば、標準的な半音階による西洋音階は 12-EDO を使用します。
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臨時記号のセット。音符をどれだけ上げ下げするかを記譜できます。
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調号。Dorico SE では、伝統的な西洋音階の調号をすべて使用できます。
Dorico SE では、以下の調性システムが各プロジェクトにデフォルトで用意されています。
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平均律 (12-EDO) (Equal temperament (12-EDO)): 半ステップ (半音) を 12 個含みます
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平均律 (24-EDO、Gould 矢印) (Equal temperament (24-EDO, Gould arrows)): 1/4 音を 24 個含み、1/4 音の臨時記号であるグールド矢印を使用します
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平均律 (24-EDO、Stein-Zimmermann) (Equal temperament (24-EDO, Stein-Zimmermann)): 1/4 音を 24 個含み、1/4 音の臨時記号である Stein-Zimmermann を使用します
プロジェクトに登録されている調性システムは、調号、調性システム、臨時記号パネルの「調性 (Tonality System)」セクションで確認できます。