小節リピート記号のグループ化

小節リピート記号のグループ化は、長くなる小節リピート領域を圧縮できます。これは規則性の高い楽譜においては、フレーズ全体の表示を簡略化できるため便利です。

譜表に表示される記号はグループ化の種類によって異なります。2 小節リピート記号と 4 小節リピート記号には、グループにまとめられた小節数を示す数字も表示されます。

1. 1 小節リピート記号
2. 2 小節リピート記号
3. 3 小節リピート記号
4. 4 小節リピート記号

小節リピート記号のグループ化は入力時に指定できるとともに、入力後にも変更できます。小節リピート領域の開始位置と終了位置の、記譜された音符や記譜記号に対する位置に従い、Dorico Pro は正確な結果が得られるように自動的に記号の表示を調整します。たとえば 1 小節の記譜された小節と 7 小節の 1 小節リピート記号による 8 小節のフレーズがあり、小節リピート記号には 4 小節ごとのグループ化が設定されている場合、小節リピート領域の 7 小節の表示は自動的に 1 小節リピート記号、2 小節リピート記号、次いで 4 小節リピート記号という形になります。

5. 4 小節ごとのグループ化を設定した 1 小節リピート記号 7 小節を使用する 8 小節フレーズ
ヒント

「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「小節リピート記号 (Bar Repeats)」ページでは、4 小節フレーズを構成するために 3 小節リピート記号を表示することも選択できます。ただし、1 小節と 2 小節のリピート記号の組み合わせがより一般的です。