ピッチの設定
グラニュラーシンセシスでは、2 種類の方法でサウンドのピッチを設定できます。オリジナルサンプルのピッチを使用する方法と、グレインオシレーターで設定する方法です。
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オリジナルサンプルのピッチを使用するには、サンプル自体のピッチがはっきりと聴こえるまで「Duration」の値を上げます。
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グレインオシレーターを使用してピッチを設定するには、「Duration」を非常に低い値 (1 または 2 を推奨) に設定します
- Pitch Interval
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ピッチ間隔を半音単位で -12 から +12 の間で指定できます。グレインは、元のピッチでランダムに再生されるか、ピッチ間隔の設定に応じて移調されます。このパラメーターは、グレインデュレーションが長い場合に適しています。
- 「Pitch Interval」の「Rnd」
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ランダムピッチの範囲を半音およびセント単位で設定します。+12 に設定すると、ランダムピッチの値は半音単位で -12 から +12 の範囲になります。ランダムピッチは、新しいグレインの開始時にサンプルのチャンネルごとに個別に計算されます。このパラメーターを使用すると、サウンドを豊かにできます。
- 「Pitch Interval」の「Sprd」
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「Number of Grains」を 2 以上に設定した場合に利用できます。グレインのピッチを半音およびセント単位でディチューンします。最初のグレインのピッチは維持され、その他のグレインは指定した範囲内の値に均等にディチューンされます。最後のグレインは最大値にディチューンされます。
補足短いグレインではスペクトラムの変化のような効果を得られ、長いグレインではサンプルのディチューンのような効果を得られます。