Padshop 2 は洗練されたグラニュラーシンセサイザー/スペクトラルシンセサイザーです。このインストゥルメントは、時間の経過に沿って大きく展開する複雑なサウンドを作成できます。
「Synth」ページには、オシレーターとエンベロープおよび LFO のパラメーター、モジュレーションマトリクス、さらにステップモジュレーターが表示されます。
このセクションでは、使用するオシレータータイプを選択して、オシレーターの設定を編集できます。
スペクトラルオシレーターでは、使用するサンプルをロードしたり、サンプルおよびループ範囲を指定したり、オシレーターのサウンドを任意に設定したりできます。
チュートリアルは、Padshop の機能および操作方法の理解に役立ちます。さまざまなプリセットを試し、またサンプルを使って手順を実行してみてください。
いくつかのコントロールと概念は、プログラム全体に共通しています。たとえば、プリセットはいくつかの異なるセクションとコンテキストで使用できますが、その使用方法は常に同じです。
プラグイン機能セクションでは、さまざまなページやレイヤー間を切り替えたり、グローバル設定やグローバル機能を適用したり、プラグインの詳細な情報を取得したりできます。
ウィンドウの左下のセクションには、キーボードとホイールコントロールが表示されます。
ウィンドウの右下のレイヤーセクションでは、2 つのレイヤーをミックスできます。
「Voice」セクションには、ボイスに関する設定が含まれています。たとえば、モノフォニック再生またはポリフォニック再生を選択したり、ノートがどのようにトリガーされるかを指定したりできます。
「Main」セクションでは、Padshop 全体のチューニングとボリュームの設定を行なえます。
ハードディスクからサンプルをロードして Padshop で使用できます。
Padshop にサンプルをインポートすると、オシレーターにサンプルがロードされ、サンプルセレクターで選択できるようになります。
波形ディスプレイ内をクリックしてドラッグすることで、サンプルの特定の部分をすばやくプレビューできます。
グレインオシレーターでは、使用するサンプルをロードしたり、サンプルおよびループ範囲を指定したり、オシレーターのサウンドを任意に設定したりできます。
波形ディスプレイは、サンプルの概要を表示します。再生マーカーの位置、ループの範囲、およびサウンドの作成に使用するサンプルの範囲が表示されます。
サンプルの同じ部分を繰り返し再生すると、変化がなく機械的になる場合があります。波形ディスプレイの左にある位置設定を使用して、サウンドに臨場感を加えられます。
波形ディスプレイの下の再生設定を使用して、ループの設定、再生の速度と方向の指定、使用する再生マーカー数の設定などが行なえます。
波形ディスプレイの右の設定で、再生レベルとチャンネルの幅を変更できます。
「Pitch」セクションでは、ピッチを調節できます。選択したオシレータータイプによって、使用可能な設定が異なります。グレインオシレーターを使用している場合、グレインのピッチを指定できます。スペクトラルオシレーターを使用している場合は、波形のピッチとフォルマント設定を指定できます。
「Filter」セクションでは、サウンドの音色を調節できます。このセクションにはローパス、ハイパス、バンドパス、バンドリジェクトフィルターなど、24 種類のフィルターがあります。統合フィルターディストーションは、アナログチューブディストーションやハードクリッピングエフェクトを生成したり、ビット解像度やサンプル周波数を減衰したりできます。
「Amplifier」セクションでは、アンプの「Level」と「Pan」を調節したり、ボリュームエンベロープを設定したりできます。ボリュームエンベロープは、モジュレーションマトリクスでアクセスできる多数のデスティネーションの変調に使用できます。
Padshop には、リズミカルなコントロールシーケンスを作成できるポリフォニックステップモジュレーターが用意されています。
モジュレーションマトリクスには自由に割り当て可能な 16 個のモジュレーションが用意されており、たとえば、Cubase から操作できるノートエクスプレッションモジュレーションなどを割り当てられます。
Padshop には、2 つのモノフォニック LFO と 2 つのポリフォニック LFO が用意されています。この場合のモノフォニックとは、LFO は 1 回のみ計算され、複数のボイスが同時にフィードされることを意味します。ポリフォニックとは、LFO はボイスごとに計算されることを意味します。
「Env 3」タブには、モジュレーションマトリクスで自由にルーティングできる追加のエンベロープが備わっています。このエンベロープは双極性であるため、パンやピッチなどのデスティネーションを変調する場合に特に適しています。
「Arp」ページでは、Padshop のアルペジオやフレーズプレーヤーを使用できます。
このページには、イコライザー、コーラスとフランジャーのモジュレーションエフェクト、およびディレイエフェクトがレイヤーごとに用意されています。さらに、グローバルリバーブエフェクトもあります。
Padshop には、あらかじめ定義された 8 つのクイックコントロールセットが用意されています。これらのコントロールは Steinberg 製 DAW から直接制御できます。
Padshop のほとんどすべてのパラメーターは MIDI コントローラーで調節できます。