「Import Samples」ダイアログ
「Import Samples」ダイアログを開くには、プログラムツリーでプログラムまたはレイヤーを右クリックし、 を選択します。
「Mapping Options」セクションでは、サンプルのマッピング方法を指定したり、サンプルのファイル名とフォルダー名からマッピング情報を抽出したりできます。
インポート前にサンプルを試聴するには、「Mapping Options」セクションの右上にあるトランスポートコントロールを使用します。
- Level
-
再生レベルを調節します。
- Play
-
選択したファイルを再生します。
- Stop
-
再生を停止します。再生ロケーターはファイルの先頭に戻ります。
- Pause
-
再生を一時停止します。再生を再開するには再度クリックします。
- Auto Play
-
選択したファイルの再生を自動的に開始します。
- Loop Playback
-
オンにすると、選択したファイルが繰り返し再生されます。
- Play Position
-
選択したファイル内の再生ポジションが表示されます。別のポジションを選択して再生するには、スライダー上をクリックするか、ハンドルをドラッグします。
Key Range
- From Sample File
サンプルはサンプルファイルのヘッダーに保存されているキー範囲にマッピングされます。ヘッダーにキー範囲の情報が含まれていない場合は、「Start」および「End」の値を使用します。
- Text from Sample Name
サンプルはサンプル名から抽出されたキー範囲にマッピングされます。この機能はテキスト形式のキー範囲 (「Sample_Name_B2-C#3」など) を検索します。
- Number from Sample Name
サンプルはサンプル名から抽出されたキー範囲にマッピングされます。この機能は MIDI ノートナンバー (「Sample_Name_59-61」など) を検索します。
補足MIDI ノートナンバーとして抽出できるのは 0 から 127 の値のみです。
- From Sample Name Pattern
サンプルは、指定した名前パターンに従って、サンプル名から抽出されたキー範囲にマッピングされます。
- Root Key Only
-
各サンプルはルートキーにのみマッピングされます。
- Root Key Fill Centered
-
サンプルはルートキーにマッピングされます。ゾーンがルートキーから左右に広がって空いたスペースを埋めます。
- Root Key Fill Up
-
サンプルはルートキーにマッピングされます。ゾーンが右に広がって空いたスペースを埋めます。
- Root Key Fill Down
-
サンプルはルートキーにマッピングされます。ゾーンが左に広がって空いたスペースを埋めます。
- Chromatic
サンプルは「Start」の値で指定したキーから、白鍵と黒鍵に半音階ずつ昇順でマッピングされます。
- White Keys
サンプルは「Start」の値で指定したキーから、白鍵に昇順でマッピングされます。
- Black Keys
サンプルは「Start」の値で指定したキーから、黒鍵に昇順でマッピングされます。
- Fixed
サンプルは「Start」および「End」の値で指定したキー範囲にマッピングされます。
「Chromatic」、「White Keys」、および「Black Keys」オプションではルートキーが変わります。他のすべてのオプションでは、「Root Key」の設定に従ってルートキーがマッピングされます。
Root Key
サンプルのルートキーを設定する方法を指定できます。
- From Sample File
ファイルヘッダーからルートキーを読み込みます。
- Text from Sample Name
ファイル名からルートキーを抽出します。この機能はテキスト形式のルートキー情報 (「Sample_Name_C#3」など) を検索します。
- Number from Sample Name
ファイル名からルートキーを抽出します。この機能は MIDI ノートナンバー (「Sample_Name_61」など) を検索します。
補足MIDI ノートナンバーとして抽出できるのは 0 から 127 の値のみです。
- From Sample Name Pattern
指定した名前パターンに従ってサンプルファイル名からルートキーを抽出します。
- Fixed
ルートキーは右のフィールドで指定した固定キーに設定されます。
ルートキー情報が見つからない場合は固定ルートキーが使用されます。
Velocity Range
ベロシティー範囲の情報が見つからない場合、サンプルは「Start」および「End」の値で指定した範囲にマッピングされます。
- From Sample File
サンプルはファイルヘッダーに保存されているベロシティー範囲にマッピングされます。
- From Sample Name
サンプルはファイル名から抽出されたベロシティー範囲にマッピングされます。
- From Sample Name Pattern
サンプルは、指定した名前パターンに従って、ファイル名から抽出されたベロシティー範囲にマッピングされます。
- From Folder Name
サンプルは、サンプルが保存されているフォルダーの名前から抽出されたベロシティー範囲にマッピングされます。
- Layered
サンプルは階層化されます。つまり、ベロシティー範囲に均等に割り当てられます。
- Fixed
サンプルは「Start」および「End」の値で指定したベロシティー範囲にマッピングされます。
Position
キー範囲、ベロシティー範囲、およびルートキーの「Position」設定では、プログラムが情報を検索する際にファイル名のどの位置を検索するかを決定します。
この値を 0 に設定すると、ファイル名全体が検索されます。
特定の文字数の後ろから検索を開始するには、ポップアップメニューから数値を選択します。
スペースを含むすべての文字がカウントされます。
名前パターン
マッピング設定によっては、ルートキー、キー範囲、およびベロシティー範囲の情報をファイル名またはフォルダー名から読み込みます。
通常、サンプルファイル名は特定の命名規則 (「Sample_C3_Key_59-61_Vel_80-100」など) に従います。下部の「Mapping Options」セクションで「Key Range」、「Root Key」、または「Vel Range」ポップアップメニューから「From Sample Name Pattern」を選択してパターンを設定すると、これらすべての情報をサンプルファイル名から抽出できます。「Pattern」フィールドを使用してパターンを手動で編集したり、右のポップアップメニューから変数を選択したりできます。
- Key Low Number $(KeyLow)
MIDI ノートナンバーを抽出してキー範囲の下限値として使用します。
- Key High Number $(KeyHigh)
MIDI ノートナンバーを抽出してキー範囲の上限値として使用します。
- Key Low Text $(KeyLowText)
ノート名を抽出してキー範囲の下限値として使用します。
- Key High Text $(KeyHighText)
ノート名を抽出してキー範囲の上限値として使用します。
- Velocity Low $(VelLow)
ベロシティー値の数字を抽出してベロシティー範囲の下限値として使用します。
- Velocity High $(VelHigh)
ベロシティー値の数字を抽出してベロシティー範囲の上限値として使用します。
- Root Key Number $(RootKey)
MIDI ノートナンバーを抽出してルートキーとして使用します。
- Root Key Text $(RootKeyText)
ノート名を抽出してルートキーとして使用します。
すべてのサンプルが同じ名前パターンに従っている場合のみ、サンプルをインポート時に適切にマッピングできます。適合するパターンが見つからない場合は、かわりに「Root Key」の値と、キー範囲およびベロシティー範囲の「Start」と「End」の値を使用します。
Read From Sample File
サンプルファイルのヘッダーには、サンプルのチューニング、ゲイン、ループ、および開始位置と終了位置の情報が含まれている場合があります。インポートを行なうとこれらの情報も読み込まれます。
インポート時にこれらの情報の読み込みを無効にするには、「Read from Sample File」セクションで対応するオプションをオフにします。
Zone Template
このセクションでは、使用するゾーンテンプレートを指定できます。これにより、たとえば複数のインストゥルメントのサンプルを、ポリフォニック再生に必要なそれぞれのヘッドルーム設定を含めてインポートできます。