演奏技法の位置
初期設定では、演奏技法は、テキストと記号いずれも譜表の上に配置されます。声楽の譜表では、譜表の上かつ強弱記号の下に配置されます。複声部においては、符尾が上向きの声部の演奏技法は譜表の上に、符尾が下向きの声部の演奏技法は譜表の下に自動的に配置されます。
グリフの演奏技法は符頭に対して中央揃え、テキストの演奏技法は符頭に対して左揃えで配置されます。
演奏技法のリズム上の位置は記譜モードで移動できます。これらは「浄書オプション (Engraving Options)」で設定されたデフォルト位置に配置されます。
演奏技法の表示位置は浄書モードで移動できますが、適用されるリズム上の位置がこれによって変更されることはありません。
浄書モードでは、演奏技法の延長線にはそれぞれ開始位置と終了位置の 2 か所に四角いハンドルがあります。これらのハンドルを動かして、演奏技法の延長線の表示位置、長さ、および角度を調節できます。
演奏技法の延長線が組段区切りおよびフレーム区切りをまたぐ場合は、区切りの両側の演奏技法の延長線の分割された部分をそれぞれ個別に移動できます。
延長線が付いた演奏技法を動かす場合、隣接する演奏技法や同じグループに含まれる延長線なども含め、2 つが一緒に移動されます。延長線または延長線のハンドルを動かすと、演奏技法とは別に延長線が移動します。
すべての演奏技法のデフォルト位置に対するプロジェクト全体の設定は、「浄書オプション (Engraving Options)」の「演奏技法 (Playing Techniques)」ページで変更できます。