連桁

連桁は、音符を符尾で連結してリズムのグループを示すもので、現在の拍子記号の拍節構造に従って変化します。

このように音符がグループ化されると、演奏者は記されたリズムの正確な演奏方法を素早く計算でき、自分のパートや指揮者に合わせやすくなります。

長さが 8 分音符以下の音符または和音を 2 つ以上隣接するように入力すると、現在の拍子と小節内の位置が適切な場合に Dorico Pro が自動的に連桁を作成します。

1. 6/8 拍子における複数の連桁グループ

Dorico Pro には、4/4 拍子などでは半小節で区切りを入れる、3/4 拍子では 8 分音符をすべて 1 つの連桁で結ぶ、連符を含むグループを連桁する、といった音楽理論の一般的な慣習に従う、連桁のグループ化に関する高度な基本ルールが定義されています。

Dorico Pro では、音符の連桁を制御する複数の方法があります。

  • 「記譜オプション (Notation Options)」「連桁のグループ化 (Beam Grouping)」ページでは、プロジェクトのフローごとに連桁グループの初期設定を指定できます。

  • また、拍子記号の細分化した区切りを制御することで、連桁グループを設定できます。

  • 手動で音符を連桁で連結したり、連桁を分割したりできます。

連桁の表記規則は正解が 1 つではないため、Dorico Pro にはいくつかのカスタマイズオプションがあります。これらのオプションは「浄書オプション (Engraving Options)」「連桁 (Beams)」ページにあります。