タブ譜

タブ譜は五線譜に代わる記譜法で、フレット楽器に使用されます。タブ譜では、楽器の各弦を表わす線の上に配置されたフレット番号としてピッチが表示されます。タブ譜はギターに使用されることが多いため、通常は 6 本の線が表示されます。

1. 音符の楽譜とタブ譜の両方で表示されたギターの楽譜の抜粋

Dorico Pro では、ギターやベースなどのフレット楽器の楽譜を、通常の音符の譜表とタブ譜の両方、あるいはいずれか一方で表示できます。音符や記譜記号は 2 つの譜表の間でリンクされているため、一方に変更を加えると (音符の入力を含む)、もう一方に自動的に反映されます。

タブ譜では、タイは、タイのつながりの 2 番め以降のすべての音符/コードを囲む丸括弧として自動的に記譜されます。

そのインストゥルメントの音域外の音符や計算できない音符 (一番低い弦のナットより下にある音符や適切な節が設定されていないナチュラルハーモニクスなど) は、ピンクのクエスチョンマークとしてタブ譜の上に表示されます。2 つの音符が同じ弦の同じ位置に割り当てられている場合、これらの音符は隣に並べて表示され、色は緑になります。

2. タブ譜の計算できない音符

弦とチューニングの設定に応じて、そのインストゥルメントに適したタブ譜が自動的に表示されます。Dorico Pro では、各インストゥルメントタイプのデフォルトのチューニングが保存されており、これらは「弦とチューニングを編集 (Edit Strings and Tuning)」ダイアログでカスタマイズできます。

タブ譜のチュートリアル動画 (英語)