浄書モードにおける符頭の括弧

浄書モードでは、符頭の丸括弧に複数のハンドルがあり、それらを個別に動かして表示上の位置、長さ、形状を調節できます。

描画曲線を使用した符頭の丸括弧には、個別に動かすことのできる 3 つの四角いハンドルが表示されます。上部または下部のハンドルを動かすと、開始ハンドルおよび終了ハンドルに対する相対的な位置を保つために中央ハンドルも移動します。

補足

フォントグリフを使用した単一の符頭の丸括弧には浄書モードでもハンドルが表示されません。つまり、長さ、形状、幅を変更することはできません。

符頭の角括弧には、上部と下部に 1 つずつ、合わせて 2 つのハンドルが表示されます。

1. 浄書モードの符頭の丸括弧のハンドル
2. 浄書モードの符頭の角括弧のハンドル
  • 上部と下部のハンドルは、符頭の括弧のそれぞれの端を動かして表示上の長さを制御します。

  • 中央ハンドルは符頭の丸括弧の形状を制御します。中央ハンドルを垂直に動かすと符頭の括弧の終端が符頭に近づく角度が変わり、水平に動かすと符頭の丸括弧の幅が変わります。

これらのハンドルを動かして符頭の括弧の表示上の長さを変えたり、符頭の丸括弧の形状を変えたりできます。必要に応じて、衝突を回避するためにタイやスラーなどの近くの別のアイテムが自動的に移動します。

ヒント
  • 符頭の括弧またはハンドルを移動すると、移動した部位に応じて、プロパティパネルの「括弧付きの符頭 (Bracketed Noteheads)」グループにある以下のプロパティが自動的にオンになります。

    • 「左括弧ボディ (L bracket body)」は符頭の左括弧を移動させます。「X」は水平位置を移動させ、「Y」は垂直位置を移動させます。

    • 「右括弧ボディ (R bracket body)」は符頭の右括弧を移動させます。「X」は水平位置を移動させ、「Y」は垂直位置を移動させます。

    • 「左括弧の範囲 (L bracket extents)」は符頭の左括弧の高さを制御します。「T」は上部のハンドルを動かし、「B」は下部のハンドルを動かします。

    • 「右括弧の範囲 (R bracket extents)」は符頭の右括弧の高さを制御します。「T」は上部のハンドルを動かし、「B」は下部のハンドルを動かします。

  • 符頭の括弧と他のアイテムとの間の間隔、および符頭の括弧が音符の上下を超える量も含め、すべての符頭の括弧のデフォルトの位置は「浄書オプション (Engraving Options)」「括弧付きの符頭 (Bracketed Noteheads)」ページで変更できます。