連桁の傾斜を個別に変更する
連桁の傾斜や角度は、個別に変更できます。この操作は現在のレイアウトとフレームチェーンのみに対して、もしくはすべてのレイアウトとフレームチェーンに対して行なえます。
前提
-
下ゾーンを表示しておきます。
-
下ゾーンのツールバーで「プロパティ (Properties)」
を選択しておきます。 -
浄書ツールボックスで「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」
を選択しておきます。 -
ローカルのプロパティ変更に関して、適切なプロパティ範囲を選択しておきます。
手順
-
浄書モードで、傾斜を変更する連桁の角にある四角いハンドルを選択します。
ヒント
選択したアイテムだけではなく、すべてのアイテムにハンドルを表示するには、を選択します。これにより、複数のアイテムの個々のハンドルを選択するのがより簡単になります。
先に連桁を選択してからハンドルを選択することもできます。
-
以下のいずれかの操作を行なって、ハンドルを移動します。
-
連桁のハンドルを標準的な幅で上下に移動するには、[Alt/Opt] を押しながら対応する矢印キーを押します。たとえば、[Alt/Opt]+[↑] を押すと、押すごとに連桁のハンドルが 1/4 分のスペース上に移動します。
-
連桁のハンドルの移動幅を大きくするには、通常のキーボードショートカットに加え [Ctrl]/[command] を押します (例: [Ctrl]/[command]+[Alt/Opt]+[↑])。これにより、キーボードショートカットを押すごとに連桁のハンドルが 1 スペース分移動します。
-
連桁のハンドルの移動幅を中くらいにするには、通常のキーボードショートカットに加え [Shift] を押します (例: [Shift]+[Alt/Opt]+[↑])。これにより、キーボードショートカットを押すごとに連桁のハンドルが 1/2 スペース分移動します。
-
連桁のハンドルの移動幅を小さくするには、通常のキーボードショートカットに加え [Ctrl]/[command]+[Shift] を押します (例: [Ctrl]/[command]+[Shift]+[Alt/Opt]+[↑])。これにより、キーボードショートカットを押すごとに連桁のハンドルが 1/32 スペース分移動します。
-
選択対象をクリックして上下にドラッグします。
-
- 必要に応じて手順 1 と 2 を繰り返し、もう一方のハンドルを移動します。
結果
選択した連桁の傾斜が変更されます。プロパティ範囲を「ローカル (Locally)」に設定している場合、この変更は現在のレイアウトおよびフレームチェーンのみに影響します。
-
プロパティパネルの「連桁 (Beaming)」グループで「連桁の方向 (Beam direction)」の設定を変更することでも連桁の傾斜を変更できます。連桁グループに属する符頭を選択しているときプロパティが利用できます。プロパティのオプションはすべて、連桁の終端の譜表線に対する正しい配置を確保しています。
-
「浄書オプション (Engraving Options)」の「連桁 (Beams)」ページでは、プロジェクト全体のすべての連桁の最適な傾斜を設定できます。