ジャズアーティキュレーションの位置

Dorico Pro では、ジャズアーティキュレーションのそれが属する符頭に対する位置は自動的に調整されます。その際には付点、臨時記号、逆向きの音符などその他の記譜記号もすべて反映されます。

和音中の複数の音符にジャズアーティキュレーションが付く場合、Dorico Pro はそれらをどれだけ符頭に近づけるかと、合計いくつ表示するかの 2 点に基づき、最良の配置を検討します。Dorico Proは、スペースあたりできるだけ少なくジャズアーティキュレーションを配置しようとします。逆に言うと、クラスター和音において表示されるジャズアーティキュレーションの数は、符頭の数より少なくなる場合もあります。

これは初期設定では、「浄書オプション (Engraving Options)」で設定した位置に配置されます。

すべてのジャズアーティキュレーションの他のジャズアーティキュレーションや符頭に対するデフォルト位置に関するプロジェクト全体の設定は、「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「ジャズアーティキュレーション (Jazz Articulations)」ページで変更できます。

浄書モードでは、スムーズのジャズアーティキュレーションは両端にハンドルが表示され、これを使用してそれぞれの開始位置と終了位置を別個に移動できます。またジャズアーティキュレーション全体の表示位置も個別に移動できます。