MTC 出力先 (MIDI Timecode Destinations)

Nuendo は、どの MIDI ポートにも MTC コマンドを送信できます。このセクションでは MTC のルーティング先となる MIDI ポートを指定します。MTC にロックできるデバイスは Nuendo のタイムコードポジションに追従するようになります。

補足

MIDI インターフェースによっては、標準設定として、すべてのポートから MTC を送信するようになっていることがあります。使用しているデバイスがこれに該当する場合、そのインターフェースで MTC に利用するポートは 1 つだけにしてください。

MTC をプロジェクトに追従させる (MIDI Timecode Follows Project Time): ループ再生、ロケート (ポジショニング)、再生中のポジション切り替え (ジャンプ) など、MTC 出力を常に Nuendo のタイムポジションに追従させるには、この項目をオンにします。この項目がオフの場合、ループ再生やジャンプを行なっても MTC はポジションを変えず、停止するまでそのまま再生を続けます。
TC オフセット (Timecode Offset): この欄を利用すると、出力される MTC データにオフセットを適用してタイミングを前後に調整できます。ここで設定したオフセット値をプロジェクトの現在のポジションデータに加えた値が送信されます。マイナスのオフセットを設定するにはマイナスの値を入力してください。