オルガンゾーンの「Voice Control」セクション

ゾーンを 128 個のうちいずれかのボイスグループに割り当てることで、ゾーンのポリフォニーを個別に設定できます。ボイスグループの設定は、プログラムまたはレイヤーの「Voice Management」セクションで編集できます。

トリガーする各ゾーンは、いずれかのボイスに対応します。再生するゾーンの数がオプションエディターで指定した「Maximum Voices」設定を上回った場合、ゾーンは切り捨てられ、他のゾーンによって置き換えられます。この動作を「ボイスの発音停止」といいます。このパラメーターでは、この動作の優先度を指定します。優先度が高いゾーンは優先度が低いゾーンの発音を停止できますが、逆の動作は行なわれません。優先度が低いゾーンがない場合、同じ優先度のゾーンで発音が停止されます。優先度が「Hold」のゾーンは、優先度が同じのゾーンの発音は停止できず、優先度が低いゾーンの発音のみを停止できます。

各バリエーショングループでサンプルをトリガーする方法を指定します。

ポリフォニーの制限に達したために発音を停止したボイスは、フェードアウトします。このフェードアウト時間を、各ゾーンに対して指定できます。そのため、異なる信号タイプに合わせてフェードアウト時間を設定できます。たとえば、発音が停止したハイハットのゾーンよりも、発音が停止したクラッシュシンバルのゾーンの方で、緩やかに音を消すようにできます。

ピッチをセント単位で微調整します。

ピッチベンドホイールを動かしたときに適用されるモジュレーションの範囲を設定します。

専用のパーカッションエンベロープを追加して、ビンテージオルガンのパーカッションをエミュレートします。パーカッションエンベロープはボリュームエンベロープと併せて使用できます。

• 「Percussion」ボタンでパーカッションエンベロープのオン/オフを切り替えます。

• 「Length」パラメーターでは、パーカッションのディケイをコントロールします。

  たとえば、短いパーカッションは「500ms」、長いパーカッションは「1000ms」に設定します。

• 「Trigger」ポップアップメニューで、モノフォニックトリガーを使用したい場合は「First Note」を選択し、ポリフォニックトリガーを使用したい場合は「Each Note」を選択します。