調号の表示位置の変更

調号の表示位置は、他のアイテムの位置に影響を与えることなく個別に変更できます。

前提

浄書ツールボックスで「音符のスペーシング (Note Spacing)」 「音符のスペーシング (Note Spacing)」ボタン を選択しておきます。

手順

  1. 浄書モードで、移動する調号の上にある、音符のスペーシング用の四角いハンドルを選択します。

    調号の横に小さい丸いハンドルが表示されます。

  2. [Tab] を押して丸いハンドルを選択します。
  3. 以下のいずれかの操作を行なって、ハンドルを移動します。

    • 標準的な幅で左右に移動するには、[Alt/Opt] を押しながら対応する矢印キーを押します。たとえば、ハンドルを左に移動するには、[Alt/Opt]+[←] を押します。

    • 移動幅を大きくするには、通常のキーボードショートカットに加え [Ctrl]/[command] を押します (例: [Ctrl]/[command]+[Alt/Opt]+[←])。

    • 移動幅を中くらいにするには、通常のキーボードショートカットに加え [Shift] を押します (例: [Shift]+[Alt/Opt]+[←])。

    • 移動幅を小さくするには、通常のキーボードショートカットに加え [Ctrl]/[command]+[Shift] を押します (例: [Ctrl]/[command]+[Shift]+[Alt/Opt]+[←])。

    補足

    音符のスペーシングのハンドルの移動はマウスでは行なえず、キーボードのみで行なえます。

結果

調号の表示位置が水平方向に移動されます。

ヒント

浄書のツールボックスで「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」 が選択されているときは、プロパティパネルの「調号 (Key Signatures)」グループにある「スペーシングのオフセット (Spacing offset)」を変更しても、調号を水平方向に移動できます。ただし、これは調号のリズム上の位置における全体的な音符のスペーシングに影響し、打ち消しのナチュラル記号もこれに影響されます。

また、「ナチュラル X オフセット (Cancellation naturals X offset)」プロパティを使用すると、後続の調号とは別個に、他のアイテムのスペーシングに影響を与えることなく、打ち消しのナチュラル記号の表示位置を移動できます。