臨時記号の有効範囲ルール

臨時記号の有効範囲ルールは、臨時記号が適用される範囲を決定します。たとえば、小節内、異なるオクターブ、またはその 1 音だけなどです。

Dorico Pro では、さまざまな臨時記号の有効範囲ルールを使用できます。

一般的な慣習 (Common Practice)

Dorico Pro では、これがデフォルトの臨時記号の有効範囲ルールです。一般的な慣習では、臨時記号はその小節のデュレーション内で臨時記号の付いているピッチのみに適用されます。つまり、異なるオクターブの音符には個別に臨時記号を付ける必要があります。

新ウィーン楽派 (Second Viennese School)

新ウィーン楽派の臨時記号の有効範囲ルールでは、すべての音符にナチュラルを含むすべての臨時記号を付ける必要があります。

モダニスト (Modernist)

モダニストの臨時記号の有効範囲ルールでは、調号のピッチから変更された音符にのみ臨時記号が表示されます。ナチュラルは表示されません。