タイのつながり

音符がその位置に適用される拍子記号の 1 小節のデュレーションよりも長い場合、タイは複数の小節にわたって延びる場合があります。Dorico Pro では、そのようなタイをタイのつながりと呼びます。

たとえば、4/4 の拍子記号で全音符より長い音符を入力した場合、それは複数の小節にわたってタイのつながりで連結された 2 つかそれ以上の音符になります。

記譜モードでは、タイのつながりの全体のみを選択できます。浄書モードでは、タイのつながりに含まれる個別のタイを選択できます。記譜モードでタイのつながりに加えた変更は、そのつながりの最初のタイのみに影響します。

補足

Dorico Pro は以下の状況において、タイでつながれた音符を自動的に調整します。

  • タイでつながれた音符のピッチを変更した場合、臨時記号の追加や削除も含めて、変化はタイでつながれたすべての音符に適用されます。

  • アーティキュレーションを追加または削除した場合、アーティキュレーションはその種類に応じてタイのつながりの始まりまたは終わりだけに追加されます。たとえば、デュレーションのアーティキュレーションは最後の音符に付き、強弱のアーティキュレーションは最初の音符に付きます。

タイのつながりに対するアーティキュレーションの位置

タイのつながりに対するアーティキュレーションの位置は、アーティキュレーションのタイプによって異なります。タイのつながりに対するアーティキュレーションの位置は、プロジェクト全体でも、個々のタイのつながりにおいても変更できます。