タイのスタイル

Dorico Pro では、それぞれ異なる意味合いを示す数種類のタイのスタイルが利用できます。

実線 (Solid)

これはタイのデフォルトのスタイルです。タイは先細りの実線で表示されます。先端は細くなり、中央は太くなります。

破線 (Dashed)

タイは先細りの破線で表示されます。たとえばボーカルの楽譜で、一部の歌詞が同じ箇所の他の歌詞より多くの音節を持つために多くの音符を必要とする場合など、オプションや提案のためのタイであることを示すために使用されます。

点線 (Dotted)

タイは点線で表示されます。点はタイの全長を通して同じサイズで等間隔に並びます。これもオプションまたは提案のタイであることを示すために使用されます。

前半部分が破線 (Half-dashed start)

タイの前半が破線として、後半が実線として表示されます。校訂版で、原典には不完全なタイが記譜されていたことを示すために使用されます。

後半部分が破線 (Half-dashed end)

タイの前半が実線として、後半が破線として表示されます。校訂版で、原典には不完全なタイが記譜されていたことを示すために使用されます。

編者注 (Editorial)

タイは黒い実線で表示されますが、そのちょうど中央に小さな縦線が交差しています。タイが編集者により追加されたもので、原典には記載されていないことを示すために使用されます。