自動バス幅調整

HALion は、シグナルパス内のすべてのバスの幅を常にモニタリングし、必要なバス幅を自動的に調整しています。

たとえば、ステレオサンプルしか含まれていなかったレイヤーにサラウンドサンプルゾーンを追加する場合は、バス幅の変更が必要です。この場合、レイヤーバスとその下のすべてのバスがサラウンドに設定され、正しくルーティングされます。ステレオサンプルはそのままチャンネル 1 および 2 に正しくルーティングされます。

シグナルパス内のバス幅を変更するもう 1 つの方法は、ステレオバスの Insert エフェクトスロットの 1 つにサラウンドパンナーを追加する方法です。この場合、バスの出力がステレオからサラウンドに変わり、その下のバスも自動的にサラウンドに変わります。

補足

また、AUX バスもサラウンド音源からの信号を受信するとバス幅が変わります。

出力バスは自動的にバス幅を変更できません。これは、通常、出力バスはハードウェアデバイスに接続されるためです。したがって、プラグイン出力バスへのルーティングは手動で変更する必要があります。サラウンドスロットはサラウンド出力に、ステレオバスはステレオ出力の 1 つにルーティングするようにしてください。

ルーティングが正しく設定されていない場合、影響を受けるチャンネルに赤色の警告アイコンが表示されます。これは、2 つ以上のバス幅が正しく設定されておらず、オーディオチャンネルで処理ができず、接続が切断されるリスクがあることを示しています。

この場合は、たとえば、サラウンドバスをステレオ出力に接続するか、Insert の 1 つに Downmix エフェクトを追加して、バス幅を減らしてステレオにします。