「MIDI インポートオプション (MIDI Import Options)」ダイアログ

「MIDI インポートオプション (MIDI Import Options)」のダイアログでは、MIDI ファイル読み込み時に MIDI データを Dorico プロジェクトに変換するために Dorico SE が使用する設定をカスタマイズできます。

  • 「MIDI インポートオプション (MIDI Import Options)」ダイアログを開くには、「ファイル (File)」 > 「読み込み (Import)」 > 「MIDI」を選択して、エクスプローラー (Windows) または Finder (Mac) から MIDI ファイルを開きます。

1. 「MIDI インポートオプション (MIDI Import Options)」ダイアログ

「MIDI インポートオプション (MIDI Import Options)」ダイアログには以下のセクションがあります。

  1. インストゥルメントの処理方法

    このセクションのオプションでは、読み込まれた MIDI ファイルに基づき Dorico SE がインストゥルメントを選択し命名する方法を指定します。

    「クオンタイズオプション (Quantize Options)」ボタンは、クオンタイズ設定をカスタマイズできる「MIDI クオンタイズオプション (MIDI Quantize Options)」ダイアログを開きます。

  2. キーボードの処理方法

    このセクションのオプションでは、読み込まれた MIDI ファイルに基づき Dorico SE がキーボードの楽譜を解釈する方法を指定します。これには、右手の譜表と左手の譜表に音符を分割する位置の MIDI ノートナンバーや、CC64 がペダル線を示すかどうかなどが含まれます。

  3. 演奏の保存

    このセクションのオプションでは、MIDI ファイルにおけるオリジナルの演奏を、再生のためにどれだけ保存するか指定できます。これは読み込まれた MIDI ノートの記譜方法に影響するものではありません。それについてはクオンタイズオプションの設定により制御されます。

  4. プレーヤーの処理方法 (Player handling)

    このセクションのオプションでは、MIDI ファイル内のインストゥルメントにどのプレーヤーとレイアウトを割り当てるか指定できます。たとえば、オーケストレーションのために MIDI ファイルを既存のプロジェクトに読み込む場合、「新規プレーヤーにプレーヤーグループを作成 (Create player group for new players)」をオンにして、「新規プレーヤーにパートレイアウトを作成 (Create part layouts for new players)」をオフにすることで、独立した 1 つのプレーヤーグループを追加し、追加のパートレイアウトは作成しないことをおすすめします。