はじめに

本書「記譜に関するリファレンス」は、さまざまな記譜記号の一般的な表記規則と、Dorico SE におけるその外観や配置の個別変更およびデフォルト設定編集を通した変更の方法について説明しています。

また、たとえば譜表をまたいだグリッサンドなどの複雑な記譜記号の入力に関する手引きも、それぞれ対応する章で説明しています。

記譜に関するリファレンスにおける課題で概説するのは、「設定 (Setup)」 > 「レイアウトオプション (Layout Options)」で行なえるレイアウトごとのデフォルトの変更 (小節番号の表示頻度の変更など) や、プロパティパネルのプロパティを使用して行なうことが多い個々のアイテムに加える変更です。

拍子ごとの音符の連桁方法や、さまざまなアイテム間のスペーシングの間隔など、より詳細なデフォルトのオプションは、Dorico Pro で利用できます。

記譜に関する基本的な入力方法については、記譜モードの章を参照してください。