自動保存

自動保存機能は、まだ保存操作を行なっていない新規プロジェクトも含め、現在アクティブなプロジェクトを定期的にバージョンとして保存します。これにより、誤って保存しないままプロジェクトを閉じてしまった場合や、万が一 Dorico SE やコンピューターがクラッシュした場合でも、大量の作業成果を失う危険性を抑えられます。

自動保存されるプロジェクトは、ユーザーアカウントのアプリケーションデータフォルダー内にある「AutoSave」フォルダーに保存されます。この場所は変更できません。

補足

Dorico SE は、特にサイズの大きいプロジェクトの場合、自動保存実行のために一時的に反応が遅くなる場合があります。

複数のプロジェクトを開いている場合の自動保存

複数のプロジェクトを開いている場合、自動保存間隔ごとに現在アクティブなプロジェクトのみ自動保存されます。これは、再生のためにアクティブにできるのは一度に 1 つのプロジェクトのみであるためです。複数のプロジェクトを頻繁に切り替える場合、自動保存間隔は短く設定することをおすすめします。

自動保存ファイルの削除

「AutoSave」フォルダーに保存してあるすべてのファイルは、対応するプロジェクトを閉じたとき、および Dorico SE を終了したときに自動的に削除されます。削除された自動保存済みプロジェクトは、コンピューターのごみ箱の中にあります。ファイルを識別できるよう、自動保存されたプロジェクトファイルの名前の最後には ⁠[AutoSave]⁠ が自動的に追加されます。

重要

自動保存されるプロジェクトのみならず、「AutoSave」フォルダー内のすべてのファイルが自動的に削除されます。そのため、「AutoSave」フォルダーには手動でファイルを保存しないことが重要です。

ヒント

プロジェクトの以前のバージョンにアクセスする場合は、プロジェクトのバックアップを使用します。