フレーム内に空白の譜表を表示する

たとえば、教材用の練習問題を作成する際、レイアウト内の 1 ページを空白の譜表で埋めて生徒が書き込めるようにしたい場合など、個々のフレームチェーンに空白の譜表を表示できます。

補足
  • マスターページの楽曲フレームとレイアウトの楽曲フレームの両方に、空白の譜表を表示できます。ただし、個々のレイアウトで空白の譜表を表示するように変更できるのはレイアウトの楽曲フレームのみであり、マスターページエディターで空白の譜表を表示するように変更できるのはマスターページの楽曲フレームのみです。

  • フレーム内に空白の譜表を表示すると、同じフレームチェーン内のすべてのフレームに影響します。

  • 空白の譜表に楽譜を入力したり、楽曲フレームに表示された空白の譜表に大括弧/中括弧を表示したりすることはできません。

前提

  • 浄書ツールボックスで「フレーム (Frames)」を選択しておきます。

  • 空白の譜表を表示する追加の楽曲フレームを入力しておきます。

  • 特定の楽曲フレームにのみ空白の譜表を表示するには、そのフレームを個々の楽曲フレームチェーンに割り当てておきます。

  • マスターページのフレームに空白の譜表を表示するには、マスターページエディターでマスターページを開いておきます。

手順

  1. 空白の譜表を表示する楽曲フレームで、「フロー (Flows)」 をクリックします。
    補足

    デフォルトのマスターページフレームチェーン (通常は「⁠MA⁠」) に空白の譜表を表示することはおすすめしません。

  2. セレクターの下部にある「空白の譜表 (Blank Staves)」をクリックします。
  3. セレクターの枠外をクリックしてセレクターを閉じます。

結果

選択した楽曲フレームと同じフレームチェーン内のすべての楽曲フレームが更新され、空白の譜表が表示されます。マスターページの楽曲フレームに空白の譜表を表示した場合は、同じ楽曲フレームチェーンを使用するマスターページが適用されているすべてのページに影響します。

空白の譜表の数は、フレームの高さと楽曲フレームの余白、譜表サイズ、およびレイアウト内の譜表/組段のスペーシングによって決まります。ただし、空白の譜表の数を手動で変更することもできます。

譜表線の数は、「設定 (Setup)」 > 「レイアウトオプション (Layout Options)」「ページ設定 (Page Setup)」ページにある「空白の譜表の譜表線の数 (Number of staff lines for blank staves)」の設定によって決まります。