譜表ラベルに表示されるインストゥルメントの移調

インストゥルメントの移調は、音符に従いインストゥルメントが演奏する音と実音とのピッチ差を示します。F ホルンや B クラリネットなどの移調楽器には、通常インストゥルメント名やレイアウト名の一部として移調が表示され、これはインストゥルメントの音程とも呼ばれます。

各移調楽器の「インストゥルメント名を編集 (Edit Instrument Names)」ダイアログの「移調を表示 (Show transposition)」オプションの設定によっては、レイアウトで譜表ラベルの移調を非表示に設定していたとしても、譜表ラベルに移調が表示される場合があります。

Dorico Pro では、B クラリネットや B トランペットのような一般的な移調楽器については、譜表ラベルにおけるインストゥルメントの移調の表示/非表示はレイアウト設定に従うように設定されています。

混乱を避けるため、A クラリネットや E トランペットなど一般的ではない移調楽器については、レイアウトでインストゥルメントの移調を非表示に設定したとしても、常に譜表ラベルに移調を表示するように設定されています。

各インストゥルメントについて、「インストゥルメント名を編集 (Edit Instrument Names)」ダイアログの「移調を表示 (Show transposition)」オプションを「レイアウトオプションに従う (Follow Layout Options)」に設定するかどうか変更できます。