譜表ラベルに表示されるインストゥルメント名

譜表ラベルは各インストゥルメントのインストゥルメント名セットを使用し、同じインストゥルメント名を持つインストゥルメントには自動的に番号が振られます。譜表ラベルにはインストゥルメントの完全な名称か略称を表示できます。

「設定 (Setup)」 > 「レイアウトオプション (Layout Options)」「譜表と組段 (Staves and Systems)」ページでは、譜表ラベルに完全な名称または略称によるインストゥルメント名を表示するか、または非表示にするか、レイアウトごとに個別に選択できます。

  • 「完全 (Full)」を選択した譜表ラベルは、インストゥルメントの完全な名称を使用します。

  • 「省略 (Abbreviated)」を選択した譜表ラベルは、インストゥルメントの略称を使用します。

  • 「なし (None)」を選択すると、譜表ラベルが非表示になります。

各インストゥルメントの完全な名称と略称の切り替えは、設定モードの「インストゥルメント名を編集 (Edit Instrument Names)」ダイアログで行なえます。

補足

インストゥルメント名を変更しても、各パートレイアウトの上部に表示される名前は変化しません。これにはレイアウト名が使用されているためです。レイアウト名は設定モードで変更できます。

複数のプレーヤーに同じタイプのインストゥルメントが割り当てられている場合、通常はインストゥルメントに番号が振られます。たとえば、オーケストラに 4 人のホルン奏者がいる場合、彼らは通常「Horn 1」、「Horn 2」、「Horn 3」、「Horn 4」と呼ばれます。

Dorico Pro では、インストゥルメントには自動的に番号が振られます。これは複数のインストゥルメントが割り当てられるプレーヤーにも当てはまります。たとえば、2 人のフルート奏者とピッコロ奏者からなるアンサンブルで、2 番フルートにはピッコロも割り当てられる場合、インストゥルメントには以下のように番号が振られます。

  • Flute 1

  • Flute 2 & Piccolo 1

  • Piccolo 2

それぞれのプレーヤーに割り当てられるインストゥルメントの番号を変更する場合は、個々のインストゥルメントを別のプレーヤーに移動できます。たとえば、2 番フルートの持ち替え楽器を 1 番ピッコロではなく 2 番ピッコロにする場合、プレーヤー間でピッコロのインストゥルメントを交換できます。