小節番号の外観

Dorico Pro では、小節番号の外観、表示頻度、位置に関するさまざまな設定を 3 か所で変更できます。設定はレイアウトごとに個別に行なえます。

小節番号の外観に関する各種設定は、以下の箇所で制御できます。

  • 「設定 (Setup)」 > 「レイアウトオプション (Layout Options)」「小節番号 (Bar Numbers)」ページでは、小節番号の表示頻度や囲み線のタイプなどを設定します。

  • 「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「小節番号 (Bar Numbers)」ページでは、囲み線の寸法などを設定します。

  • 「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」ダイアログでは、小節番号に使用するフォントの形式設定を行ないます。

レイアウトオプション (Layout Options)

「設定 (Setup)」「レイアウトオプション (Layout Options)」「小節番号 (Bar Numbers)」ページで、小節番号の外観および位置に関する以下の設定を変更できます。

  • 選択したレイアウトの小節番号に使用されるパラグラフスタイル

  • 小節番号の表示頻度

  • 譜表の上下どちらに配置するか

  • 譜表および他のオブジェクトからの距離

  • 水平位置

  • 囲み線のタイプ

  • リハーサルマークがある場所で小節番号を表示/非表示にする

  • 1 小節ごとに小節番号を表示する場合の、最初の小節番号を表示/非表示にする

各インストゥルメントおよびフルスコアのレイアウトにおける小節番号のオプションは、ダイアログ内で個別に変更できます。たとえば、レイアウトごとに異なる小節番号のパラグラフスタイルを使用して、フルスコアレイアウトではすべての小節に小節番号を表示させつつ、パートレイアウトでは各組段の開始位置のみに表示させるといったことができます。

浄書オプション (Engraving Options)

「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」「小節番号 (Bar Numbers)」ページでは、リピートセクションによる小節番号への影響の有無の選択、サブ小節番号の大文字/小文字の切り替え、小節番号の囲み線の太さと余白の値の変更を行なえます。これらの変更は小節番号の囲み線が表示されるすべてのレイアウトに影響します。

「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」ダイアログ

小節番号は、フォントの外観や両端揃えの制御にパラグラフスタイルを使用します。これは、パートレイアウトとフルスコアレイアウトで異なるパラグラフスタイルを使用するといったことができるものです。たとえば、大規模なオーケストラのスコアでは、譜表サイズが非常に小さい場合でも可読性を保つため、小節番号をパートレイアウトよりかなり大きく表示することがよく必要になります。また、フルスコアの小節番号には太字のプレーンフォントを使用し、パートレイアウトでは斜体の小節番号を使用するというのも一般的です。

「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」ダイアログでは、フォントサイズなど、小節番号のデフォルトのパラグラフスタイルに関するさまざまな設定を変更できます。これらの変更はすべてのレイアウトに影響しますが、パラグラフスタイルはいくつでも作成できるため、たとえばあるパートレイアウトでは小節番号を太字で表示しつつ、他のパートレイアウトでは斜体を使用するといったこともできます。

  • 「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」ダイアログは、浄書モードで「浄書 (Engrave)」 > 「パラグラフスタイル (Paragraph Styles)」を選択すると開きます。