「浄書オプション (Engraving Options)」ダイアログ

「浄書オプション (Engraving Options)」ダイアログに表示されるさまざまなオプションを使って、アイテムの外観や位置などをプロジェクト全体で変更できます。

たとえば、記譜項目の線の太さ、延長スタイル、譜表に対するデフォルトの位置、譜表やその他のアイテムからの最小距離などを変更できます。

ヒント
  • 「デフォルトとして保存 (Save As Default)」をクリックすると、「浄書オプション (Engraving Options)」で設定したすべてのオプションを、新規プロジェクト用のデフォルトとして保存できます。

  • 個々の音符や記譜記号を変更する場合は、プロパティパネルのプロパティを使用します。

「浄書オプション (Engraving Options)」を開くには、以下のいずれかの操作を行ないます。

  • [Ctrl]/[command]+[Shift]+[E] を押します (どのモードでも使用可)。

  • 浄書モードで「浄書 (Engrave)」 > 「浄書オプション (Engraving Options)」を選択します。

図: 浄書オプション (Engraving Options)

「浄書オプション (Engraving Options)」ダイアログには以下が含まれています。

  1. ページリスト

    ダイアログで表示および変更できるオプションのカテゴリーが、ページ別に表示されます。リスト内のページをクリックすると、リストのページの下に使用可能なセクションのタイトルが表示されます。

  2. セクションタイトル

    選択したページのすべてのセクションのタイトルが表示されます。セクションタイトルをクリックすると、そのセクションを直接開けます。

  3. セクション

    ページ内のセクションが表示されます。各セクションには複数のオプションが含まれます。多くのオプションが含まれるセクションはサブセクションに分割されます。複数の設定から選択できるオプションは、現在の設定が強調表示されます。

  4. デフォルトとして保存 (Save as Default)/保存したデフォルト設定を削除 (Remove Saved Defaults)

    デフォルト設定を保存しているかどうかで、このボタンの機能が変化します。

    • 「デフォルトとして保存 (Save as Default)」は、ダイアログで現在設定されているすべてのオプションを新しいプロジェクトのデフォルトとして保存します。

    • 「保存したデフォルト設定を削除 (Remove Saved Defaults)」は、現在のプロジェクトのオプションをリセットすることなく、最後に保存したデフォルト設定を削除します。保存したデフォルト設定を削除すると、以後のすべてのプロジェクトで出荷時の設定が使用されます。デフォルト設定を保存している場合は、[Alt] (macOS)/[Ctrl] (Windows) を押すことで「保存したデフォルト設定を削除 (Remove Saved Defaults)」を選択できます。

  5. 「出荷時の設定にリセット (Reset to Factory)」/「保存したデフォルト設定にリセット (Reset to Saved Defaults)」

    デフォルト設定を保存しているかどうかで、このボタンの機能が変化します。

    • デフォルト設定を保存していない場合、「出荷時の設定にリセット (Reset to Factory)」でダイアログのすべてのオプションを出荷時の設定にリセットできます。

    • デフォルト設定を保存している場合は、「保存したデフォルト設定にリセット (Reset to Saved Defaults)」でダイアログ内のすべてのオプションを保存したデフォルト設定にリセットできます。[Alt] (macOS)/[Ctrl] (Windows) を押すことで「出荷時の設定にリセット (Reset to Factory)」を選択できます。オプションを出荷時の設定にリセットすることで影響されるのは、現在のプロジェクトのみです。保存したデフォルト設定は影響されないため、以後のプロジェクトには保存したデフォルト設定が使用されます。