トリルの音程の外観

音符の譜表でトリルの音程を表示するにはいくつかの異なる方法が使用できます。たとえば臨時記号による表示や、半ステップ (半音) を ⁠H.T.⁠、1 ステップ (全音) を ⁠W.T.⁠ と表示するハリウッドスタイルなどがあります。

Dorico Elements では、音符の譜表のトリルの音程は以下の方法で表示できます。

臨時記号 (Accidental)

「tr」記号の上、下、または横に臨時記号を表示してトリルの音程を指示します。これは Dorico Elements における長 2 度または短 2 度のトリルの音程の外観の初期設定です。

ハリウッドスタイル (Hollywood-style)

テキストを使用してトリルの音程を指示します。

  • H.T.: 半ステップ/短 2 度のトリル

  • W.T.: 1 ステップ/長 2 度のトリル

補助音符 (Auxiliary note)

括弧つきで符尾なしの小さな符頭を使用してトリルの音程を指示します。これは譜表上で、トリルが適用される 1 音めの音符のすぐ右側、トリル先のピッチを正しく示す譜表上の位置に表示されます。補助音符は、長 2 度または短 2 度でないすべてのトリルの音程に使用されますが、補助音符の符頭のデザインを上書きしない限り、ユニゾンのトリルについては自動的に非表示になります。

補足

タブ譜では、トリル先のピッチが常に括弧付きのフレット番号として表示されます。