符尾の長さを個別に変更する

個々の音符の符尾の長さを変更できます。この操作は現在のレイアウトとフレームチェーンのみに対して、もしくはすべてのレイアウトとフレームチェーンに対して行なえます。

前提

ローカルのプロパティ変更に関して、適切なプロパティ範囲を選択しておきます。

手順

  1. 浄書モードで、長さを変更する符尾を選択します。
  2. 選択した符尾のハンドルを以下のいずれかの方法で動かし、符尾の長さを変更します。
    • これらを標準的な幅で上下に移動するには、[Alt/Opt] を押しながら対応する矢印キーを押します。たとえば、ハンドルを上に移動させるには、[Alt/Opt]+[↑] を押します。これにより、キーを押すごとにハンドルが 1/8 スペース分移動します。

    • これらの上下の移動幅を大きくするには、通常のキーボードショートカットに加え [Ctrl]/[command] を押します (例: [Ctrl]/[command]+[Alt/Opt]+[↑])。これにより、キーを押すごとにハンドルが 1 スペース分移動します。

    • これらの上下の移動幅を中くらいにするには、通常のキーボードショートカットに加え [Shift] を押します (例: [Shift]+[Alt/Opt]+[↑])。これにより、キーを押すごとにハンドルが 1/2 スペース分移動します。

    • これらの上下の移動幅を小さくするには、通常のキーボードショートカットに加え [Ctrl]/[command]+[Shift] を押します (例: [Ctrl]/[command]+[Shift]+[Alt/Opt]+[↑])。これにより、キーを押すごとにハンドルが 1/32 スペース分移動します。

    • アイテムをクリックして上下にドラッグします。

結果

選択した符尾の長さが変更されます。たとえば、下向きの符尾の先端を上向きに動かすと符尾が短くなります。プロパティ範囲を「ローカル (Locally)」に設定している場合、この変更は現在のレイアウトおよびフレームチェーンのみに影響します。

ヒント

符尾の長さを変更すると、プロパティパネルの「音符と休符 (Notes and Rests)」グループの「符尾の調節 (Stem adj.)」がオンになります。

このプロパティの数値フィールドの数値を変更することでも、符尾の長さを変更できます。ただし、「音符と休符 (Notes and Rests)」グループは、符尾ではなく符頭が選択されているときしか利用できません。

プロパティをオフにすると、選択した符尾がデフォルトの長さにリセットされます。