声部の個別再生の有効化

初期設定では、ディヴィジ譜表を含め、単一のインストゥルメントに属するすべての声部は再生に同じエンドポイントを使用します。個々のインストゥルメントの声部の個別再生を有効にすると、たとえば pizzicatoarco のパートがある弦楽器のディヴィジを再生する際に、それぞれを異なる演奏技法で再生できます。

補足

無音程打楽器や打楽器キットで声部の個別再生を有効にすることはできません。

手順

  1. 再生モードのトラック概要で、声部の個別再生を有効にするインストゥルメントトラックを選択します。
  2. トラックインスペクターの「ルーティング (Routing)」セクションで、「声部の個別再生を有効化 (Enable independent voice playback)」 をクリックします。

結果

選択したインストゥルメントの声部の個別再生が有効になります。そのインストゥルメントに属する各声部がインストゥルメントトラックの下に個別の声部トラックとして表示されます。

現在の再生テンプレートに応じて、プロジェクト全体の対応するインストゥルメントに属するすべての声部を再生できるよう、必要な数の追加チャンネルと追加プラグインが自動的にロードされます。声部の順番に応じて、声部が自動的にエンドポイントに割り当てられます。

補足

声部の個別再生を有効にした場合、各声部トラックのルーティングとエフェクトのみを変更できます。

手順終了後の項目

たとえば、いくつかのフロー内の一部の声部にアンサンブルのサウンドではなくソロのサウンドが必要な場合など、各フローを含む各声部トラックのルーティングとエフェクトを個別に変更できます。