拍子記号に従う連桁

デフォルトの連桁は拍子記号に従います。これは小節の拍の分割を指定し、「記譜オプション (Notation Options)」でフローごとの連桁グループ化の設定を変更することでカスタマイズできます。

Dorico Pro には、一般的な表記規則とユーザーが選択した設定に基づいて、一般的な拍子記号に対する連桁のデフォルトが設定されています。たとえば、3/4 と 6/8 の拍子記号には同じ数の拍が含まれますが、これらは異なる拍子を示しているため、異なる形の連桁で連結されます。初期設定では、3/4 拍子の場合、8 分音符のフレーズは各小節内で連桁で連結され、他のデュレーションのフレーズは4 分音符にグループ化されますが、6/8 拍子の場合は付点 4 分音符にグループ化されます。

リズム分割が明示されたカスタム拍子記号を入力して、連桁のグループ化をより細かく管理できます。Dorico Pro はこの入力に従ってフレーズを自動的にグループ化します。たとえば、拍子記号ポップオーバーに [7]/8 と入力すると、7 つの 8 分音符すべてがグループ化されます。[2+2+3]/8 と入力すると、7 つの 8 分音符は 2、2、3 のように分割された連桁にグループ化されます。

補足

連桁のグループのデュレーションは、現在の拍子記号における拍のグループ化、および「記譜 (Write)」 > 「記譜オプション (Notation Options)」のフローごとの連桁グループ化の設定に従います。