Windows Media Audio File の設定 - 高度な処理

「Windows Media Audio File の設定 (Windows Media Audio File Settings)」ダイアログの「高度な処理 (Advanced)」タブでは、ダイナミックレンジコントロールを指定できます。ダイナミックレンジコントロールとは、エンコードされたファイルにおけるオーディオのラウドネスの平均値と、ピークレベル (最も大きなサウンド) との dB 差のことです。



  1. ダイナミックレンジコントロール (Dynamic Range Control)

    ダイナミックレンジはエンコード処理中に自動的に計算されます。このオプションをオンにすると、ダイナミックレンジを手動で指定できます。

    「ダイナミックレンジコントロール (Dynamic Range Control)」がオンで、Windows Media Player の静音モードが「中程度」に設定されている場合、ピークレベルは指定したピーク値に制限されます。「ダイナミックレンジコントロール (Dynamic Range Control)」がオフの場合、再生中のピークレベルは平均レベルの 12dB 上に制限されます。

    「ダイナミックレンジコントロール (Dynamic Range Control)」がオンで、Windows Media Player の静音モードが「小さく」に設定されている場合、ピークレベルは指定したピークと平均の中間値に制限されます。「ダイナミックレンジコントロール (Dynamic Range Control)」がオフの場合、再生中のピークレベルは平均レベルの 6dB 上に制限されます。

  2. ピーク (Peak)

    0dB から -90dB までの間にピーク値を設定できます。

  3. 平均 (Average)

    0dB から -90dB までの間にピーク値を設定できます。ただし、この設定は全体のボリュームレベルに影響を与えるため、オーディオ品質を悪化させる場合があります。