Dolby Atmos® のオーサリングとミキシング

Cubase では、Dolby Atmos に完全に準拠したオーディオコンテンツをミキシングしたり、オブジェクトオーディオとチャンネルベースのベッドを含む Broadcast Wave 形式 (BWF) の ADM ファイルを作成したりできます。

Cubase は、Dolby Atmos コンテンツを含む Audio Definition Model (ADM) ファイルの作成と書き出しをサポートしています。Dolby Atmos プロジェクトには、1 つのベッドと最大 128 個のオブジェクトを含めることができます。通常、オブジェクトはモノラルとして使用することを想定して設計されていますが、Cubase ではステレオオブジェクトやマルチチャンネルオブジェクトを作成することもできます。

Cubase での Dolby Atmos 用 ADM オーサリングには、以下の機能が含まれます。

  • 「Dolby Atmos 用 ADM オーサリング (ADM Authoring for Dolby Atmos)」ウィンドウでは、ベッドやオブジェクトを追加したり構成したりすることで、オブジェクト構造の設定や編集を行なえます。

  • Renderer for Dolby Atmos プラグインは、外部レンダラーを使用することなく、最大 128 個のオブジェクトを含む Dolby Atmos プロジェクトをモニタリングできる内部レンダラーです。

  • VST MultiPanner プラグインには、ベッドモードのチャンネルベースのベッドミックスおよびオブジェクトモードの最大 118 個のオブジェクトを含むオブジェクトベースのミックス用に 3D パンニング機能が用意されています。