サンプルの分解
「Decompose」機能を使用すると、サンプルの「Noise」成分と「Tonal」成分を分解し、これらの成分を新しいサンプルとして別々に保存できます。
前提
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分解するサンプルをスロットにロードしておきます。
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1 つのスロットを空にしておきます。これは、音色レイヤーとノイズレイヤー用に 2 つのスロットが必要なためです。
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レイヤーの「Resynth」をオフにしておきます。
手順
- 分解するレイヤーを選択します。
- レイヤーをソロにします。
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「Prelisten」をオンにします。
Backbone がレイヤーの「Tonal」成分と「Noise」成分を計算します。
- 「Solo Tonal」または「Solo Noise」をオンにして、対応する成分を再生します。
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「Sensitivity」、「Cutoff」、「Duration」のさまざまな設定を試します。
「Prelisten」機能をオンにすると、パラメーターを変更したときに、「Tonal」成分と「Noise」成分が自動的に再計算されます。処理中は、「Prelisten」ボタンの上にインジケーターが表示されます。
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必要に応じて、「Tonal Level」と「Noise Level」のコントロールで各成分のレベルを調節します。
補足
使用したい設定が見つかったら、「Solo Tonal」/「Solo Noise」を必ずオフにしてください。そうしないと、「Apply」をクリックしたときに、対応する成分だけが保存されます。
- 必要に応じて、分解設定ペインを開き、作成したファイルの保存場所を指定します。
- 「Apply」をクリックしてサンプルを分解します。
結果
2 つの新しいサンプルが作成され、一方にはサウンドの「Tonal」成分、もう一方には「Noise」成分が含まれます。それぞれ、_noise と _tonal という拡張子付きで保存されます。スロットのオリジナルサンプルが「Tonal」サンプルで置き換えられ、「Noise」サンプルが次のレイヤーにロードされます。
補足
「Decompose」を別の設定で試すなどして、同じ名前のサンプルが同じ場所にすでに存在する場合は、新しいファイル名に番号が付きます。「Decompose」機能でサンプルファイルが上書きされることはありません。
手順終了後の項目
「Tonal」成分と「Noise」成分を別々に編集したり組み合わせたりできます。