Audio Analyzer

Audio Analyzer プラグインは、一括処理でのオーディオファイルの解析を含むテキストファイルを生成できます。

このモノパスプラグインは、一括処理セットウィンドウでのみ使用できます。

何も出力せずにファイルを解析するには、一括処理セットウィンドウの「出力 (Output)」タブで「オーディオ出力なし (No Audio Output)」を選択します。

出力する情報 (Information to Report)

このコラムでは、出力に以下のどの情報を含めるかを選択できます。

  • サンプリングレート (Sample Rate)

  • チャンネル数 (Number of Channels)

  • 実ビット解像度 (Real Bit Depth)

  • サンプル数/長さ (Number of Samples/Duration)

  • 冒頭および末尾のデジタルレベルの無音 (Digital Silence at Head and Tail)

    補足

    プロフェッショナルな環境において、公開を目的としたオーディオ素材の最初と最後の無音部分が必須である場合は、これをオンにすることをおすすめします。なぜなら、これにより品質管理を目的とした検証が容易になるためです。

  • デジタルピーク (Digital Peaks)

  • トゥルーピーク (True Peaks)

  • 統合ラウドネス (Integrated Loudness)

  • ラウドネスレンジ (Loudness Range)

  • ショートタームラウドネス: 最大 (Short-term Loudness: Maximum)

  • ショートタームラウドネス: 最小 (Short-term Loudness: Minimum)

  • モーメンタリーラウドネス: 最大 (Momentary Loudness: Maximum)

  • モーメンタリーラウドネス: 最小 (Momentary Loudness: Minimum)

  • ラウドネスバランス (Loudness Balance)

  • RMS

  • DC オフセット (DC Offset)

出力 (Output)

このコラムでは、Audio Analyzer の出力を設定できます。以下の項目を利用できます。

検出結果を XML プロセッサーに送信 (Send Analysis Results to XML Processor)

一括処理セットの XML または HTML 出力に、検出結果をパラメーターとして送信します。

1 つのオーディオファイルに対して 1 つのレポートを作成 (Create One Report per Audio File)

一括処理セット内のオーディオファイルごとにレポートを作成します。ファイル名はオーディオファイルの名前に基づきます。

結果を 1 つのグローバルレポートに統合 (Merge Results into Global Report)

解析結果を 1 つのグローバルレポートに統合します。ファイル名はオーディオファイルの名前に基づきます。

一括処理の終了時にグローバルレポートを開く (Open Global Report at End of Batch Process)

この項目をオンにすると、一括処理が終わるとグローバルレポートが開きます。

ファイル名の接尾辞 (File Name Suffix)

ファイル名の接尾辞を指定できます。一括処理で Audio Analyzer を複数回使うときに必要です。たとえば特定のプラグインの追加前後で状態を比較するときなどです。

処理チェーン内の Audio Analyzer プラグインごとに異なる接尾語を設定することをおすすめします。

結果 (Output Format)

以下の出力形式を選択できます。

  • プレーンテキスト

  • HTML

  • Adobe PDF

  • Open Office

  • スプレッドシート

  • XML