リファレンストラック

リファレンストラックを使用して、参照オーディオファイルまたは入力信号とミックスとの比較をレイテンシーなしで行なえます。

リファレンストラックは以下のような場合に使用できます。

  • 異なるマスターの比較

  • WaveLab Pro またはハードウェアモニターコントローラーで最大 3 つのリファレンストラックを使用した、ゼロレイテンシーでのミックスの A/B 比較

  • マスター版と未マスター版のオーディオファイルの比較

  • 外部機器ミックスとミックスの比較

  • 異なる曲とミックスの比較

  • 外部機器を使用しながら、リファレンストラックの出力を別のモンタージュトラックに録音する

リファレンストラックは異なるバスにルーティングできます。リファレンストラックは常にステレオトラックです。

リファレンストラック間の切り替えの際にディレイはありません。レイテンシーのあるプラグイン使用時であっても同様です。

ヒント

リファレンストラックをすばやく切り替えるには、キーボードショートカットを使用します。

  • 選択したリファレンストラックのオン/オフを切り替えるには、[O] を押します。

  • 複数のリファレンストラックを切り替えるには、テンキー [1]テンキー [2] または テンキー [3] を押してから [N] を押します。

リファレンストラックはオーディオ編集ではなく、オーディオを比較するためにあります。たとえば、リファレンストラックのクリップは「グローバル (Global)」リップルオプションの影響を受けません。「詳細設定 (CD Wizard)」にはリファレンストラックは反映されません。「ラウドネスメタノーマライザー (Loudness Meta Normalizer)」には、リファレンストラックに対し「単独でリッスン (Listen Alone)」がオンになっている場合のみ、リファレンストラックのクリップが反映されます。この場合、リファレンストラックのクリップのみが反映されます。