3D チャンネル構成用の VST MultiPanner プラグインパネル

VST MultiPanner のプラグインパネルには、9.1 Dolby Atmos など、3D チャンネル構成を持つ出力バスまたはグループチャンネルにルーティングされたチャンネル用に、追加設定と 3D パンエリアが用意されています。

  • これらの設定を表示するには、「Show/Hide Extended Display」 をクリックします。

「Elevation Pattern」 ボタン

高さパラメーター用にあらかじめ定義されたエレベーションパターンのオン/オフを切り替えることができます。

どのエレベーションパターンもアクティブになっていない場合は、「Bottom-Top Pan」を手動で調節できます。

Top View

部屋を上から見た状態が表示されます。Z 軸上の位置はパンニングボールの大きさで表わされます。パンニングボールが大きいほど、音源が室内の高い位置に配置されています。Z 軸上の位置を調節するには、中クリックしてドラッグします。

Rear View

部屋を後ろから見た状態が表示されます。X 軸および Z 軸上の音源の位置を、パンニングボールをドラッグして設定できます。Y 軸上の位置はパンニングボールの大きさで表わされます。パンニングボールが大きいほど、音源が室内の後方近くに配置されています。Y 軸上の位置を調節するには、中クリックしてドラッグします。

Bottom-Top Pan

Z 軸上の信号の定位を設定します。このコントロールを一番右まで動かすと、トップスピーカーからのみ音が出ます。

Elevation On/Off

高さパラメーターのオン/オフを切り替えます。

補足

エレベーションをオフにした場合、「Bottom-Top-Pan」のオートメーションが設定されていたとしても、「Bottom-Top Pan」が一番下に設定されます。Elevation On/Off はオートメーション化もできます。

Tilt Signal around Y-Axis

Y 軸を中心として音源を傾けます。このオプションはステレオ信号とマルチチャンネル信号にのみ使用できます。

Tilt Signal around X-Axis

X 軸を中心として音源を傾けます。このオプションはステレオ信号とマルチチャンネル信号にのみ使用できます。

Height Divergence

音源を Z 軸上に配置した際に使用する減衰カーブを設定します。