変更の読み込み

他のユーザーが、あるトラックに変更を加え、それをネットワークに確定した場合、対応するトラックのネットワークコントロールの「アップデートの読み込み (Load available update)」ボタンが点灯して、変更を読み込んでプロジェクトを更新できることを示します。

「アップデートの読み込み (Load available update)」ボタンはインスペクターの「ネットワーク (Network)」セクションにありますが、共有プロジェクトで作業する場合には、Nuendo をカスタマイズしてトラックリストにも表示させることをおすすめします (上記参照)。確定された変更が利用可能になったことが、視覚的に確認しやすくなります。

トラックに対する変更をネットワークから読み込む方法は以下の 2 通りあります。

  • インスペクターまたはトラックリストで「アップデートの読み込み (Load available update)」ボタンをクリックします。

    そのトラックに有効な変更が読み込まれます。

  • インスペクターまたはトラックリストで、1 つ以上のトラックの「自動で更新を適用させる (Automatically apply updates)」ボタンをクリックします。

    これによって、今後他のユーザーがこれらのトラックに確定したすべての変更が、自動的に読み込まれます。

テンポと拍子トラックに対する変更や新規トラックを読み込む場合は、以下の手順に従います。

  • プロジェクトウィンドウのツールバーで「ネット上のバージョンにプロジェクトを同期 (Sync project to network state)」ボタンをクリックします。

    このボタンは、読み込み可能な変更が存在する場合に、青く点灯してそのことを知らせます。ボタンをクリックすると、新規トラック、またはテンポと拍子のトラックに対して加えられた変更内容が読み込まれます。

補足

初期設定では、ツールバーにネットワークコントロールは表示されません。表示させるには、ツールバーをカスタマイズする必要があります。

補足

更新を取り消すこともできます。変更を読み込んで更新したあとでも、「編集 (Edit)」メニューから「元に戻す NetUpdate (Undo NetUpdate)」を選択できます。そのあと、「再実行 NetUpdate (Redo NetUpdate)」を選択して「元に戻した操作を元に戻す」こともできます。