EDL (Edit Decision Lists)

CMX3600 形式の EDL (Edit Decision Lists) ファイルを読み込めます。

EDL ファイルはビデオの編集位置を表わす「カットリスト」です。このリストを利用すると、基準 (リファレンス) となるビデオファイルに対してオーディオイベントの位置をそろえることができます。各ビデオクリップの正確な位置を検出できるよう、EDL ファイルにはリールとタイムコードのデータが記録されています。EDL ファイルは多くの場合、オフライン編集システムによって生成されますが、ファイル形式は標準的な ASCII コードのテキストです。このため、一般的なテキストエディターを使って手動で開いたり、編集したり、新規に作成したりもできます。

Nuendo では EDL ファイルに記録されているデータをプロジェクト内の位置情報に適用できます。これによって、オーディオイベントがビデオ編集システム内での編集に対応した各タイムコードポジションに配置されます。

EDL ファイルを利用すると、ビデオのカット位置に合わせてオーディオを編集できます。使用されているビデオファイルと共に EDL ファイルを Nuendo に読み込むと、EDL ファイルに記述されているカット位置がすべてマーカーとして示されます。

補足

読み込んだ EDL ファイルに記録されている各トラックに対応して Nuendo 内で別々のマーカートラックが作成されます。EDL ファイルあたり、1 つのビデオトラックと最大で 4 つのオーディオトラックを読み込むことができます。