EDL ファイル

EDL (Edit Decision List) ファイルは、ビデオ編集ソフトウェアで作成されるファイルです。ビデオ編集ソフトウェア上で行なった編集作業をリスト化し、テキストファイル形式で保存したものです。ファイルには、オーディオイベントを映像に配置する際に必要となるタイムコードおよびソーステープ情報が含まれます。

EDLの各行には以下の内容が含まれ、それぞれの編集タスクの内容を完全に記述しています。

  • 編集の種類 (オーディオ編集またはビデオ編集、あるいはその両方)

  • ソースの素材 (テープナンバー、オーディオファイル名、またはビデオファイル名)

  • ソース (元) のタイムコード値 (開始位置と終了位置)

  • 配置先のタイムコード値 (開始位置と終了位置)

補足

ソース素材のタイムスタンプが正確でない場合、EDL タイムコード値が不正な値になります。タイムスタンプが埋め込まれたオーディオファイルは、タイムコード DAT 機器、ビデオテープ機器、フィールドレコーダー、デジタルフィルムカメラなどを使用して作成できます。

EDLファイルで作業することにより、ソース素材および同期を非常に精密にコントロールできます。