EDL ファイルを使用したシーン検出

EDL CMX3600 ファイルを利用してシーンの検出 (scene detection) を行なうこともできます。シーン検出機能は、たとえば、プロジェクト内のあるセクション全体に背景音 (環境音) を入れたいというような場合に役立ちます。この場合、サイクルマーカーにロケーターをセットして「編集 (Edit)」 > 「機能 (Functions)」 > 「左右ロケーター間で反復して複製 (Fill Loop)」を選択します。ファイルを読み込むと、各シーンはカラーのサイクルマーカーで表示されます。

Nuendo は以下の規則に従ったシーンの名前に対応しています。

  • 3 つの半角数字グループをハイフンでつなげたパターン (例: 25-3-5)。最初の数字がシーン、次がセッティングまたはシューティングアングル、三番めがテイクを指します。

    それぞれの数字は以下の記号で区切ることができます。

    • コンマ [,]

    • セミコロン [;]

    • ドット [.]

    • ハイフン [-]

    • アンダースコア [_]

    • スラッシュ [/]

    • バックスラッシュ [\]

  • クリップシーンの名前

ビデオ編集ソフトでの EDL 書き出しについて

オフライン編集システムから EDL ファイルを書き出す (エクスポートする) 場合、以下のルールに気を付けると、そのファイルを Nuendo で効率よく利用できます。

  • EDL ファイルは CMX3600 形式で書き出してください。

    Nuendo は他の形式の EDL ファイルに対応していません。

  • クリップ名をコメントとして EDL ファイルに加えてください。また、その名前の付け方を統一してください。

    EDL ファイルに記録されたクリップ名は、マーカーの名前やシーン検出機能に使用されます。

補足

EDL ファイルを作成する場合には、使用しているビデオ編集アプリケーションで書き出しオプションが正しく設定されていることを確認してください。